松戸市立病院付属看護専門学校にて一般市民へ心肺蘇生のボランティア講習会開催
 
 2013年10月26日に千葉県松戸市にある松戸市立病院付属看護専門学校文化祭にて一般市民対象の心肺蘇生ボランティア講習会を開催しました。これは看護専門学校からAHA松戸ECCトレーニングサイトへ心肺蘇生講習会開催の依頼があり、実現したものです。
 
 文化祭当日は台風の影響もあり、強風と降雨という悪天候でした。しかし、それにもかかわらず多くの方々が参加され、心肺蘇生講習会も大盛況のうちに幕を閉じることができました。講習会は1コマ45分間という限りある時間内で行われたため、全てを伝えることは非常に難しかったのですが、一番重要と言われる胸骨圧迫心臓マッサージとポケットマスクを使用した人工呼吸、AEDの使用についてマネキンを用いた実践的な訓練を繰り返し行いました。特に胸骨圧迫心臓マッサージではとても大変そうな表情をしながら必死になってマネキンの胸を押している方が多く見られましたが、皆さんとても勉強になったという表情で楽しそうに受講されていました。
 
 我々は普段、AHAコースの開催を中心に蘇生率の向上を目指して活動を展開しています。しかし街中で発生する心肺停止の傷病者に最も遭遇し対応が迫られるのは医療従事者ではなく、一般市民なのです。しかも、絶対数を見ても医療従事者よりも医療資格を有さない一般市民の方が圧倒的に多く、一般市民の心肺蘇生法手技の習得は、日本における社会復帰率を向上させるうえで非常に重要な要素になるはずです。
 
 AHA松戸ECCトレーニングサイトでは、こういった一般市民の方へのボランティア講習会においても積極的に開催し、病院内での急変時対応技術の向上のみではなく、千葉県松戸市地域の社会復帰率の向上をも視野に入れて、活動していきます。また、今後とも松戸市立病院付属看護専門学校の文化祭へ「心肺蘇生講習会開催団体」という立場で参加させてただけることを目標に一層努力をしていきたいと考えています。
 
 
  
 
 
松戸市立病院付属看護専門学校文化祭 心肺蘇生講習会の様子